年下の男の子
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‐ 跡部景吾side ‐
2泊3日の合同合宿
毎年の恒例行事だ
各校1人マネージャーが参加だが
今年はありがたいことに義貴さんが参加してくれることになった。
“不二義貴さん”
青学・不二の兄貴・・・
死んだ兄貴の―――後輩
この人を見ていると彼女のことを思い出す・・・
兄貴達のマネージャーをしていた***のことを―――
“太陽のようなヤツだ”とよく兄貴が話していた
人づてに氷帝大には進学せず立海大に入学したと聞いたが・・・
今はどうしてるのだろうか?
そんなことを考えながら今回の合宿所――俺の別荘についた
バスから降りると・・・
信じらんないことに***がいた
―――夢か??
久々に見た***はさらにキレイになってやがる・・・
一度解散したあと荷物を部屋において俺はすぐ食堂に向かった。
敏感な部員がいるからな
この気持ちには誰も気付かれたくなかった。
コーヒーを飲んでると誰かが食堂にやってきた―――
***だ・・・
俺が大丈夫だと言うと・・・抱きついてきやがった。
しかも幸村の前で!!
俺のこと気に掛けてくれてたんだな・・・素直に嬉しい
俺は幸村に宣戦布告してやった
鈍感な***はわかってなかったけどな―――