青い薔薇〈第一章〉
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俺の仇だった緋桜閑はその人生に終わりを遂げた
おそらく玖蘭枢が―――
聞いたところで真実は教えてもらえず代わりに返ってきた言葉
“僕は、好きな子を堂々と守れる君が羨ましいよ・・・”
“君に預けているだけだから”
お前の言う好きな子は皐月なのか、それとも優姫なのか・・・
――――――
――――
――
―
夜間部が普通科の女子を襲ったようで俺達は犯人捜しをしていた
夜間部連中で“探偵団”なるものが結成されたらしく一任することにした
(勝手にやってくれ・・・)
「ぜ〜ろ〜」
廊下にいる俺に声をかけたのは理事長
緋桜閑の犯人捜しは学園の“外”でしろと言ったという―――
でも理事長は気付いてるんだろう?
「学園のためなら真実も歪める。だから・・・あんたが嫌いなんだ」
この学園の平穏のために定められた“決まり”
それを一番破っているのは、俺だ
本当に罰せられるべきなのは・・・