青い薔薇〈第一章〉

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枢様がいるから―――
僕達はこの学園に集った
枢様の“盾”となってお守りするために・・・



――――――
――――
――



黒主学園の風紀委員
アイツらは“人間”で所詮、僕達とは全く違う生き物
そう思っていたのに・・・
枢様に大切にされる黒主優姫
それから玖龍皐月・・・
(錐生零は微妙だな)
僕は正直、風紀委員のアイツらが気に入らない―――


「この時間ここから先、普通科の皆さんは入れません」


今日も風紀委員は僕達の正体がバレないために女の子達を押さえていた


「せめて写真1枚〜」

「すぐに終わらせるから・・・」


錐生と玖龍の近くにいる女の子達はいつもおとなしい
(まぁ錐生の殺気で動けないな。玖龍は・・・要領がいいのか?)
いつも大変なのは黒主優姫
イタズラ心に火がついた僕は


「押さえるの手伝おうか?」

「はっ?」


驚く黒主優姫の腕を引いて・・・境目の扉を閉めた


《バンっ》


扉の向こうでは黒主優姫に対する女の子達の嫉妬の声・・・
(ふふっ。ヤキモチなんか妬いてかわいいな・・・)

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