年下の男の子

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集合は高校前に7時

只今の時刻は6時30分。

マネージャー時代に身についたこの30分前行動―――

体には染み付いていて今日もしっかりと発揮してしまった。

(・・・慎吾部長の・・・おかげだね)



きっと誰も来てないだろうななんて思っていたのに・・・

集合場所に向けて最後の曲がり角を曲がれば見えてきたのは私と同じような大きな荷物を抱えた2人のシルエット

私より先に来ていたのは直人先輩と幸村君だった

(さすがW部長!!でも一体何時からここにいるの?)

感心しながら私は彼等がいる場所に駆け出した。



「おはようございます」



笑顔で二人に声をかければ直人先輩は早朝だというのにいつものテンションで返事があった。



「さすが、元氷帝テニスマネ♪跡部にたたき込まれただけあるね」

「そうですね」



ま、まぁね。

マネージャーであろうと遅刻したら秒数×校庭1周だったから・・・

(ねっ、慎吾先輩?)

懐かしい名前に私がマネージャーをしていた時代の選手の顔を思い浮かべていた。

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