ONE PIECE
□4
1ページ/3ページ
「・・・一息、されますか?」
ここ数日間、不思議なことに執務室でペンを執る上司の姿
おかげで今までの遅れを一気に取り戻したものの―――
今までの態度を考えれば必然と感じてしまう不安
(大脱走とか・・・企み中?)
デスクにコーヒーを運びながらクザンさんの顔色を伺っていた。
「安心していいよ〜」
「えっ?」
「しばらくサボるのやめたから」
「・・・センゴクさんが泣いて喜びます」
「それはいらない」
そういえば最近、私の呼び出される回数も少し減った気がする
(クザンさんのおかげだ)
まぁ元の呼び出し原因を考えればちょっと複雑かも・・・
「***ちゃんは喜んでる?」
「・・・はい!アフター5に楽しみが増えました♪」
「そっかー」
顎に手を当てて考え込むクザンさんに嫌な予感しかしなくて・・・
そろりそろりと自分のデスクに戻れば
「外回り行こうか?」
それは今まで見たことないクザンさんの笑顔だった。