ONE PIECE

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「私・・・非戦闘員ですよ?」

「知ってる。ここが嫌なら今すぐ降りる?」

「お、降りません!!!」

「だろうね」



楽しそうな笑いを浮かべるクザンさんに軽い殺意を抱きながらも

こんな青い海の上に1人ぽつんと取り残されたら・・・

(泳ぎも得意じゃないし)

思わずクザンさんの腰に回した手の力をさらに強めた。



「いつもこの自転車でサボってるのですか?」

「そう・・・かな?」

「それならこの自転車を隠せばもうサボれないですね」

「あらら、怖いこと考えるお嬢さんだこと」



まずはこの自転車がどこにあるのかを見つけなくては・・・

他の補佐官にも手伝ってもらおう

そう強く誓って片手を離して拳を握れば



「きゃっ!」



風に吹かれて不安定に揺れた私の身体

クザンさんがしっかりと掴んでくれたおかげで私の身体が放り出されることはなかった。

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