本当のキモチ

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「おかえりなさい」


僕と***のことを玄関で出迎えたのは・・・母さんだった
***のことを本当の子どもだと思ってるからきっと心配なんだね


「ママ・・・私のわがまま聞いてくれてありがとう」


そう言って***は母さんに抱きついた


「な〜に言ってるの?私達の娘なんだから、いっぱい甘えなさい」


今日の***は本当によく涙腺が緩んでる・・・
でも泣ける場所を僕達が***に与えているのだと思うとちゃんと家族として頼られてるようで
嬉しいな―――


「今日の夕飯は***の大好きなおでんよ!季節外れだけどね」

「やったぁー」


季節外れのおでんも
たまにはいいかもしれないね


「周助!!早く着替えて!おでんの材料買いに行かなきゃー」

「わかったよ」


さっきまで泣いてたのに
もう満面の笑顔・・・
僕がこの先もずっとこの笑顔を守りたい


「***?今日もおやつは1つまでだよ」

「え〜!周助の意地悪!」


膨れる***の顔も愛しくて
僕の心はいつも***のことでいっぱいだ

例え、
君が僕以外の人を好きになったとしても・・・

僕はずっと見守り続けるから

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