本当のキモチ

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俺が知る***のこと?
そんなことここで話し始めたらキリがない・・・
だがな、それは話せない・・・


「名前は******。氷帝の幼稚舎も初等科にも通ってた」


言いたいことはたくさんあるんだが・・・
これは言えねーんだ
俺の言葉が引き金になって交通事故を思い出したら
***は辛いだろ?
俺はどうすれば・・・


「ねぇ、景吾くんとは・・・お友達だったの?」


***に悪気がないことは理解している
“お友達だったの?”
心臓を抉られたような辛い言葉だ
本当に俺のことは何も覚えていないんだな・・・


「俺様は・・・名前を知ってたくらいだ」


本当はそんな仲じゃないんだぜ?
俺様の大切な
大切な・・・
ずっと守りたい女の子
それは今も―――


「2年か3年で引っ越したと人づてに聞いた・・・」


***がいなくなってどれほど後悔したか
まさかこんな形で再会するとは想像もしていなかった・・・
俺の言葉に“そっかー・・・”と残念そうな***


「そのときはお友達じゃなかったみたいだけど・・・これからはよろしくね!!」


目の前で無邪気に笑う***・・・
俺様はまた***に惹かれ始めている
初めて会った不二***に一目惚れ・・・
それでいいよな?

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