本当のキモチ

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昨日は***からの連絡を待っていたが・・・
朝まで携帯が鳴ることはなかった
心配になって何度も連絡しようとして電話帳を呼び出すものの、柄にもなく通話ボタンが押せない自分がいた
俺をこんなにも動揺させるのは今も昔も***ただ1人・・・


「なんや調子悪いな?」

「たまたま・・・だ、」

「跡部が女に本気やなかったん理由は***ちゃんやったんやな!」


忍足の洞察力はバカにできない
俺は“うるせーよ・・・”と忍足を追い払うしかできなかった



――――――
――――
――



「おはよう、景吾くん」


朝練のあと教室に行くと***に声をかけられた


「昨日はいろいろごめんなさい!帰ってすぐ寝ちゃって・・・気付いた時間が遅くて連絡できなかったの!」


一所懸命に謝る***
さっきまで嫌味の1つでも言ってやろうと思ってたのに・・・
この姿を見ただけで全てを許してしまいたくなる


「何もなくてよかった・・・まぁ気にするな」


俺の言葉を隣で聞いている忍足は呆れているようだった


「なんや〜?跡部様は***ちゃんに甘いな・・・」

「あ〜ん?何か用か?」


俺は忍足を睨んで黙らせた

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