本当のキモチ

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今日は朝練がない分いつもより少し遅い登校
ジローは“明日の朝練はちゃんと行く”とか言ってたが・・・
休みってわかってるのか?
まぁたまにいい薬だ

教室に入ると大半の生徒は登校していた
だが***の姿は見当たらない
鞄があるということは・・・来てはいるみたいだな
1人の女に執着する俺―――自分でも滑稽に感じられる

思わずハハっと馬鹿にした笑いが零れそうになったとき
声をかけられた


「跡部くん!」

「黒崎か・・・なんだ?」


報告書を見て俺は心底、黒崎財閥に嫌気がさしていた
それは娘も例外じゃない・・・
コイツ等が***の大切な家族と記憶を!


「私の誕生日パーティーの招待状よ!パパが跡部財閥のご子息様も是非およびしなさいって」


ハンッ!!
行きたくもねーが・・・


「来月だな。わかった」


なんなら黒崎財閥を潰しに乗り込んでやるぜ?
俺様や司の動きは気付かれないようにしねーと・・・


「それから・・・+++さんと不二さんに渡しておいて?」

「あ〜ん?」


***と+++も呼ぶのか?


「仲良くしてるんでしょ?侑士がお世話になってるお礼よ」


フフンっという高飛車な笑いと招待状を残して教室を出ていった
忍足も呼ばれてるだろう・・・
何かする気らしいな
残念だが、お前の思い通りにはさせねーよ・・・

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