本当のキモチ

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もぅダメだ!!!
そう思って目を瞑ったのに痛みはなくて・・・
変わりに跡部くんに守られている私がいた


「怪我・・・ごめんなさい」

「何度も言わせるな!大したことねーよ・・・」


私は跡部くんの抱き上げられて部室に連れられた
私が保健室はダメだ!と言いだしたから部室に・・・
(本当にごめんなさい)

テニス・・・できなくなったらどうしよう!
私のせいで―――
ダメ!泣いちゃダメ!
泣きたいのは腕を怪我した彼の方なんだから・・・


「***・・・悪かったな」


悪かった?
謝るのは怪我をさせてしまった私の方なのに・・・
私は俯くことしかできなかった。


「本当にごめんなさい」

「・・・オイ!」

「・・・?」


顔を上にあげると・・・彼に抱き締められた
今日はよく―――抱き締められる日だね。なんてのんきな私


「守れなくて・・・悪かった。許してくれ」

「私、忍足くんから+++への嫌がらせのこと聞いちゃって・・・気付かれたくなかったの」

「ジローはなんでだ?」

「芥川くんにはちょっと見られちゃって・・・」


一番最初の焼却炉から見られてて私を気にしてくれてたから・・・


「***・・・また景吾って呼べよ」

「うん・・・景吾くん」


また私とお友達になってくれるのかな?


《ガチャ》


「あ〜跡部が***ちゃん独り占めしてるC〜」


そう言って私を跡部くんから引き剥がしたのは芥川くんだった
それから“ちゃんと言うてくれや〜”と忍足くんにも抱き締められた
“***から離れろ!”と言う跡・・・景吾くんに引き剥がされたけど

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