本当のキモチ
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この場から去れらると思ってほっとしていると・・・
明らかに私を向いて言葉をかけた黒崎さん
「こちらの方は?」
「あっ、紹介します!親戚の不二周助です」
「はじめまして」
笑顔をむけて丁寧にお辞儀までする周助
(相変わらず様になってるなぁ)
「侑士の彼女の黒崎めいです」
“彼女”という言葉に+++が反応した気がした
隣にいるのに何も力になれない自分が歯がゆい・・・
「あっそうだ!私の誕生日パーティーあなたも招待するわ!ぜひいらしてね」
周助も・・・?
見かけによらず面倒くさがりな周助のことだ
きっとうまく断るだろうなと思っていたら・・・
「***と参加させていただくよ」
とニッコリ笑っていた
(そ、そうなの・・・?)
私が驚いたのは言うまでもない
でも―――周助の微笑みほど怖いものはない
得体のしれない恐怖にふらふらし始めたとき腕を引かれて
「さっ***帰るよ?」
「あっうん・・・」
どうしよう?+++はきっとこの場にいたくないはず・・・
どうすればいいのかわからず途方に暮れていると周助の助け船
「+++さんも早く!」
周私の考えてることはなんでもわかっちゃうね
私は+++の手を引いて青学サイドに向かい始めた
「周助って・・・スーパーマンみたいだね?」
「スーパーマン?・・・誉め言葉にとっておくよ」
「あ、あのー・・・」
「ごめんね?勝手なことして。余計なことだったかな?」
「ううん。助かった!2人ともありがとう」