本当のキモチ

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「周助〜!私・・・変じゃない?」

「***はかわいいよ!」


周助は身内に対してすごく甘いからあてにならない・・・
普段から私が恥ずかしくなることを平気で言えちゃうんだから!
聞いてから少しだけ後悔

そういえば・・・周助は好きな人っていないのかな?
昔からモテてかわいい女の子はたくさん寄ってくるのに・・・
私が隣にいるから誰とも付き合わないのかな?


「***!招待状はちゃんと持ってきた?」


ちゃんと持ってきた・・・はずだよね?
不安になって思わずバッグをがさごそ
黒崎さんの誕生日パーティーに招待してもらった理由はわからないけど、+++のことを思うと・・・私も招待してもらえてよかったかもしれない


「はい!周助の分と私の分の招待状だよ?」

「***のことだから忘れてるかと思ったよ」

「失礼ねー」


今日は周助と2人で景吾くんの家でドレスアップしてもらって・・・
今は周助と黒崎さんの自宅に向かってる途中
普段着の周助だってすごくかっこいいけど・・・
正装した周助もかっこいいな


「惚れ直した?」

「うん!周助ってばすごくかっこいいんだもん」

「フフフ・・・嬉しいな」


ゴージャスなドレスを着た私達はずいぶんと浮いてるみたいで道行く人の視線が恥ずかしかった
景吾くんの好意に甘えて会場まで車に乗ればよかったかな?
でもあんな長いリムジン、恥ずかしくて乗れない!!
断固拒否して“歩いて行く”って言ったら・・・
周助も私に付き合ってくれることになったんだ


「ごめんね?周助・・・」

「***は言いだしたらきかないからね。いいよ、付き合うよ」

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