本当のキモチ
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「+++!おいしいねー」
「本当に!おいしいもの食べるって幸せ・・・」
私達2人は機嫌よく並んでる高級そうな食材を満喫していた
隣の周助に感心されながら・・・
そんな私達3人―――
というより周助に話し掛けてきたのは着飾ったマダム・・・さん?
「あなた綺麗な男の子ね!ちょっとお話しましょ」
「いえ、結構D「ほら、あの席が空いてるわよ」
断る周助なんてお構い無しに連れ去られてしまった・・・
呆気にとられている私の隣で肩を震わせて笑う+++
少し離れたところで弾丸トークに押され気味な周助はとても滑稽だった
「ねぇ***・・・デザート取りに行かない?」
ディナーはホテルの有名シェフが腕を振るったんだとか・・・
+++につられてかなり食べたけどやっぱり女子にとってデザートは別腹
「行く!」
私達はデザートが並べられてるテーブルを目指した
その途中―――
「+++!!食べてばっかいないで踊ろうぜ?」
突然、話し掛けてきた男の人に驚いていると・・・どうやら彼は+++の知り合いらしい
私は2人の世界を邪魔しないように退散することにした
足を踏み入れた庭はとても綺麗に剪定されていて思わず声が漏れていた
「きれい・・・」
少し先に庭へと続く階段を見つけてしまった私
チラリと中をうかがうと・・・
周助は相変わらずマダムに掴まっていて、+++はさっきの男の人と優雅に踊っていた
どちらも私の入る隙はなさそうだ