READY GO!
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「ありえない〜〜!!」
今、この耳に聞いたことすべてが信じられなくて・・・
近所迷惑も考えずに地響きするくらいの大声を出してしまった。
「この人達は言いだしたら聞かないよ。***も諦めたら?」
両親の性格をよく理解してる弟はずいぶんと冷静だ
年齢のわりに落ち着き過ぎている気もしないでもないけど・・・
どうしてかな?周りの影響?
違った。―――今は弟の性格よりも目の前に降り掛かってきた問題の方が重要だ
「あっ神奈川の学校は青学のライバルらしいから***の名字はママの旧姓にしといたよ」
ふ〜ん、そーですか・・・
って、そんな小さな気遣いよりもっと違う場所で気遣いが必要だと思うのですが
「ママ達そろそろ行くからね」
「仲良くするんだぞ。まぁすぐに連絡するからなー」
「ち、ちょっ!!待ってよ!!」
娘が発する言葉に耳を傾けることなく両親は旅立ってしまった。
未成年の娘と息子を残して・・・