READY GO!

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「そうだ・・・***が寝てる間に母さんから電話があったよ」



ママはちゃんと私達のこと心配してくれてるんだね

その気持ちがちょっぴり嬉しかったりする・・・



「***の部屋のクローゼットに新しい学校の制服があるから明日、職員室に挨拶に行けだって」



転入の挨拶かぁ・・・

そぅいえば転校先はどこの学校なんだろう?



「青学はセーラーだったからブレザーがいいな。見てくるね」



新しい制服が楽しみで部屋へ駆け出そうとしたら・・・

部屋がわからなかった。



「ねぇ・・・部屋どこ?」



私、寝てる間に連れてきてもらってたんだった・・・

“玄関からすぐ右が***、左が俺”

教えられた部屋に入ってクローゼットの扉を勢いよく開けた。



そこには多数の服

そして一番手前に探していた制服が目に入ってきた。



「この制服って・・・」



私は青学で男子テニス部のマネージャーをしていた

遠征や試合、合宿なんかもあったりしたわけで・・・

確かこの制服は―――



「立海の制服だね」



後ろからリョーマが答えた。

特に嫌な思い出があるわけではないけど・・・

(そういえば転入手続はママの旧姓だって言ってたね)

立海もマンモス校だし私から動かない限り関わりないよね?



「***はテニスと離れるの寂しくないの?」

「寂しいよ。私、転校しても青学のマネージャーでいたい・・・」



みんなのことが大好きで、サポートできることがとても嬉しかった日々

もう戻れないんだね―――
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