ONE PIECE

□限界
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「ふふふ」

「あっ、寝た」

「食事中に寝るって神業?」

「あっ起きた!かわいい〜」

「なぁ、さっきから隣にいる俺に言ってるのかよい?」


私の独り言―――のような呟きにわざわざ反応してきたのは私の所属する1番隊隊長・マルコ
上司である彼の質問に答えることなく甲板で持ち切れないほどの肉を抱えて口に運ぶ少年のような2番隊隊長に視線を向けたままの私
隣の上司はため息を零した


「エースって・・・かわいいね」

「男がかわいいなんて言われて嬉しくもねぇだろうが」

「あの顔!ナース達が騒ぐのわかる気がする」

「おい・・・」

「エースは癒し系ね!」

「おい・・・」

「まぁこの船に乗ってる男にとって癒しはナースでしょうけど」

「おいっ!」


噛み合わない会話・・・
そこから苛立ちが生まれたのか私の肩を強く掴んだ1番隊隊長


「ちょっと!!」


その顔を見上げればいつものように憎まれ口を叩けなかった
向けらる普段とは違うマルコの表情に息が詰まりそうになる


「あんなガキじゃなくて・・・俺を見ろよい」

「マ・・・ルコ?」


私の身体はいとも簡単に力強い腕の中へと閉じ込められた



+ END +
*******

(あぁぁぁ!!!マルコが***に手を出してるぞ)

(やっと動いたか)

(やっとって・・・イゾウは***がマルコに奪われていいのか?)

(エース・・・お前は黙ってろ)

(ちぇっ、俺がもっと大人なら)

(諦めろ。マルコの年季にゃお前は勝てねぇよ)


2014.3.6

 

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