ONE PIECE

□if・・・会社員編
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ニコニコ笑っていれば許してもらえる年齢はとうの昔に過ぎていた
同期で寿退社せず残ってる女子なんて私くらい・・・か?
結婚話だってあったといえばあった・・・よ


「オイ、朝から何ぼーっとしてんだよい」

「マ、マルコ!?」

「会社の前で挙動不審すぎるよい。」

「気にしないで。あれ?車じゃないの?」

「あぁ、今日は送別会だからな」

「イゾウが海外転勤だっけ?みんなすごい活躍だよね」


勤務先white beardカンパニーはあらゆる商取引にその名を馳せる流通大手
内定が取れたとき驚いて腰を抜かした私の両親
でもそれ以上に私自身も驚いていたのはずいぶんと昔の話
そして彼は社の中枢を担う幹部の1人
(今の役職は専務・・・だっけ?)
平平凡凡と働いて時間の経過とともになんとか主任の席を手に入れた私の仕事能力とは雲泥の差
そんな彼に私は―――


「なぁ***・・・」

「専務〜おはようございます!!!今日もステキですね」

「じゃ、お先」


この先、言われるであろう言葉を女子社員のおかげでうまくすり抜けた
マルコはとにかくモテル。男女、社内外問わずとにかくモテル
それなのに彼は、私を好きだという
(平凡な私には・・・釣り合わないよ)
雲1つない澄み切った青空に溜め息をついて自分の部署に足を踏み入れた

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