新聞部の憂鬱

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勝利宣言・・・
聞いてしまいました

ただのキス魔だと思ってたのに真剣な瞳にドキッとしてしまった
******、一生の不覚

しばらくするとマネージャーらしき子が練習再開を知らせにやってきた
+++にはにっこり、私には敵意の睨みをきかせて・・・
(何か勘違いされてる?)


「・・・ごめんねー。あの子黄色い声援を出す女の子がキライなの」

「私?高2にもなって黄色い声援送る気もないよ」

「たぶん直感だろうね。あの子、跡部がスキだから」


跡部景吾が好き?
ますます私に全く!!関係ないんですけど・・・?
なるべく早く取材を終わらせて二度と関わらないようにしよう!と私は誓っていた


「ねぇ・・・さっきのキスの相手は跡部くん??」


+++・・・
心配してくれてるのね?
ありがとう―――
質問に否定しないでいると・・・


「跡部はイイ奴だよ。俺様だけどちゃんと他人のことも考えてる」

「・・・+++??」


他人のことをこんな風に紹介するなんて珍しい・・・
っていうか知り合い??
そういえばマネージャーも+++には会釈してたみたいだし


「あっ私、中等部はテニス部マネージャーだったの」


えっ、そうだったの?
初耳ですけど―――

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