新聞部の憂鬱

□Last
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今日の試合は・・・
残念なことにどうやら負けてしまったらしい
元マネージャーの+++はみんなの場所へ向かっていた

テニスのルールも分からないくらいの私がみんなの傍にいることはなんだか許されない気がして・・・
一番遠いであろう手洗場に向かうことにした
テニスコートから少し離れてるだけあって誰もいない
+++から連絡が来るまでしばらくここで待つことにした


「・・・なんて声かけたらいいのかな。でもルールもわからない私に・・・何も言われたくないか」


口から漏れてしまっていた
かける言葉を懸命に考えていると


「***・・・」


後ろから聞こえてきた声に腰が抜けそうになった
どうしてここに跡部が??


「俺様に呆れて―――どこかに行くのかと思った・・・」

「呆れ―――る?」

「あぁ、***に約束したのに負けちまったからな」


バツが悪そうな跡部・・・
そんな顔を見て私は彼を思わず抱き締めてしまった


「***??」

「テニスしてる跡部・・・かっこよかった。・・・ルール知らないから内容はわからないけど、さっきの試合・・・とてもキレイだった」


うまく言えなくてごめんね
でもね、全然カッコ悪くなんかなかったんだよ
ボールを追い続ける姿、とてもステキだったよ・・・


「あ〜ん?俺様に惚れちまったのかよ?」

「・・・そうみたい、だね」

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