保健室のお姉さん

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‐ 不二周助side ‐



今日は入学式と始業式

海堂や桃城が青学の高等部に進学してくる・・・

また青学旋風を巻き起こす日がやってくるのかもしれない

(楽しみだな・・・)

越前は中学3年生だから来年まで待たなきゃね



それと、

この前テニスコートに職員室を尋ねてきた彼女

新入生だろうか?

それとも―――転入生か?



少し大人っぽくて高校生には見えないような気もしたけれど・・・

手塚が新入生か転入生だと言っていたわけだし

まぁ僕は先輩でも同級生でも後輩でも関係ないよ?

早く、会いたいな・・・



「なぁ不二!!クラス発表もう見たにゃ〜?」

「英二・・・まだだよ」



僕は少し人がいなくなってから確認しようと待っていた。

英二はあのすごい人の中を見てきたんだ・・・さすがというか



「中3以来だにゃ〜!不二と同じクラス」



あっ同じクラスなんだ?

あの人混みの中を確認しにいく手間が省けて助かったよ



「2年2組は楽しそうなメンバーたくさん集まってるにゃ」



そう嬉しそうに話す英二と一緒に教室に向かっていた。



「担任は誰かにゃ〜?」

「副顧問の島本先生の代わりも誰かにゃ〜」



そういえば島本先生は産休が少し早まったんだっけ?

まぁ僕は誰でもいいよ・・・



「島本先生みたいにかわいい女の先生がいいにゃ」



ニコニコ隣で笑う英二を見て僕は笑っていた。



僕は・・・

担任や顧問の先生よりも、

一目惚れしてしまった彼女のことが気になって仕方がなかった。



どこに―――いるの?

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