保健室のお姉さん
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お店は青学から歩いて5分の先生御用達の居酒屋さんらしくて・・・
私のマンションと青学のちょうど真ん中くらいに位置していた
ここで仕事帰りお酒を楽しんでると他の先生に会うことも珍しくないらしい・・・
同僚のOL達と行くお店とはまた違う雰囲気で少し楽しみだった
「「お疲れさまです」」
准一先生に案内されて入った部屋では・・・
それはそれはもぅ弾けた先生がたくさんいた
(えっ・・・おじさまも?)
「こんなに弾けるのはこの時期と3月かな?」
入れ替わりの時期だし仕事も落ち着いてるのかな?
他の先生の様子を伺っていると“***先生!こっち”と私を呼ぶ声が聞こえた。
呼んでくれたのは英語担当の伊藤先生がいるグループ
比較的歳の近い人達かな?
「お疲れさまです」
と言って私は座らせてもらった。
「***先生、彼氏は?」
お酒の力も加わってこのグループは恋愛話で大盛り上がりしているようだ
さっきの高校生と違ってはぐらかす必要はないよね?
「1ヶ月前に別れました」
「副顧問いいな!テニス部は男前揃いでしょ?」
そう言ってきたのは30歳前後?で国語担当の横山先生
「抱かれるなら手塚君がいい〜」
「私はやっぱり不二君かなー!優しそうだし」
2人ともこんな話はお酒の席だけにしてくださいよ?
苦笑いを浮かべていると私にも火の粉は降り掛かってきた。
「***先生は?」
「私は・・・まだ顔と名前が全然わからなくて・・・」
まだ青学の生徒は3人しか知らないんだもの
生意気なリョーマ君、フケ顔の手塚君、親切な周助君・・・
「今度チェックしてみて!レベル高くて驚くから」
確かにミーティングでお邪魔したらルックスいい子がいた気が・・・
でも、先生にまで人気だなんてすごいわテニス部