保健室のお姉さん
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《ゴクゴク》
家に入ってさっき買った水を勢いよく飲み干した。
まだ頭は少しフラフラする・・・
やっぱり飲み過ぎちゃった?
今日は初めての学校で驚くことがたくさんあった。
予想外の人に再会したこともそのうちの1つ
おじさまは全然変わらずロマンスグレーだし・・・
准一先輩はいじめっ子だけど相変わらず優しくて
タイムスリップした気分だった。
由美子は最後に会ったとき以上に綺麗になってたなー
学部は同じだったけど違うサークルで卒業してから会う機会がなかったから・・・
まさか周助君が由美子の弟だったなんて!!
その10歳近くも離れてる周助君にドキドキしただなんて・・・
(絶対、誰にも言えない)
まぁ酔ってたからかな?
私はそうだそうだと頭を上下に大きく振った。
「考えない考えない!さっシャワー浴びて寝よ」
コンビニの出来事を頭の中から掻き消そうとして浴室に向かった。
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お風呂からあがって壁の時計を確認すると・・・
針は1時を指していた。
私は髪を乾かすこともなくベッドに飛び込んで
そのまま意識を手放した。