保健室のお姉さん
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‐ 不二周助side ‐
目が覚めると・・・
ベッドにいるはずの***先生の姿が見当たらなくて少し焦った。
子どもみたいだ―――
先生はどうやら疲労で倒れてしまったらしい
保健の先生なのに?
僕達のためにずいぶんとムリしてくれてたんだね
***先生はどこに・・・
ふと後ろを振り返ると、
椅子に座って眠る先生をみつけた
とても無防備な寝顔―――
僕のこの理性はいつまでもつのだろうか?
でも・・・どうして椅子に?
昨日は僕がベッドに眠らせたはずなのに
それに僕にかかってる布団・・・
もしかして***先生は一度起きたのかな?
ポケットの携帯で時刻を確認すると夜中の2時だった。
夕飯のあとからずっとこの部屋にいる僕・・・
先生のことが心配で心配で仕方がなかったんだ
とかいいつつ練習で疲れて眠ってしまった僕だけど
「んー・・・」
眉間に皺を寄せて寝心地悪そうな***先生
起こしてベッドに運んだほうがいいよね?
「***・・・先生・・・」
少し遠慮がちに先生の体を揺すってみた。
・・・
反応なし。
僕は先生に顔を近付けて、
「***・・・起きないと襲うよ?」
そう囁いてみた。