保健室のお姉さん

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本当に私以外は誰もいない

ほんの少し前までは全員がここにいたのに・・・




――――――

――――

――





「ほな1人残らんと泣かしたるさかいな〜」



それはもぅ驚くほど楽しそうな忍足君を先頭に氷帝は1時間前に暗闇へと消えた。

どんな仕掛け・・・するのかな?

少し気になってはいるものの絶対に聞けなかった

“参加しますか?”なんて言われてしまったら・・・

私きっと倒れてしまう!!

氷帝が仕掛ける罠を思うだけで寒気がする私は本当に情けない



「***先生いってきます」



爽やかな笑顔を残して20分ほど前にスタート地点から歩きだしたのは立海の生徒達

幸村君ってばお化け役にも笑顔を向けるのかな?

まぁ金縛りにしてしまえそうな笑顔だったけど・・・

そして―――



「勝って高級肉を手に入れてくるにゃ〜」

「みんな頑張ってね!」



さっき出発したばかりなのは青学の生徒達

コースは普通に歩けば1時間かからない道らしくて

立海が出発してから20分は経ってるから・・・

あと30分くらいだ!!!



私は誰もいない場所で時計とにらめっこしながらカウントダウンを始めていた。

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