保健室のお姉さん
□14
3ページ/9ページ
駅のホームで“連絡のとれる大学時代の友達いる?”
と聞かれて考えてみたものの・・・
同じ学部で同じサークルの私達は共通の友達がほとんどだ
「准一先輩なら毎日会うしチケット渡せるよ?」
あとは・・・
「引っ越したマンションに由美子が住んでたんだ!」
その弟を好きになってしまったとは言えないけど・・・
「そ、そうなの!??」
場所も考えずにはしゃぐ私達
想像以上の盛り上がりにお開き気分にならなくて
明日は土曜日だし・・・
飲み直すことになった。
――――――
――――
――
―
「お待たせ!仕入れてきたよ」
コンビニの外で待つ美保に大量の袋を見せた。
飲み直す場所は・・・
「あんまり片付いてないけどごめんね?」
私の部屋に決まった。
千鳥足でマンションに足を踏み入れると
(由美子と准一先輩・・・??)
「私がさっき連絡したのよ」
2人に手を振る美保
電話するからってコンビニに入らなかったのはこの理由だったの?
「(ヒソ)私の恋愛ネタはタブーでお願いね(ヒソ)」
小声でお願い事
「(ヒソ)もちろん(ヒソ)」
酔って顔を赤くする彼女に若干の不安を抱きながらも2人の元に急いだ。