保健室のお姉さん

□16
1ページ/10ページ

「ひゃぁ〜〜相変わらずすごい人の数だね」



中学から大学までの合同文化祭とあって規模はピカイチ!

元々マンモス校だしね・・・

氷帝に来たなんて大学卒業して以来かな?



通う人は変わってても・・・校舎は変わりない

とても懐かしい場所

いろんなことあったっけ?



「オイ!***か?」



物思いにふける私を現実に引き戻したのは・・・



「け、景吾!??」



少しだけ生意気な男の子

でも弟みたいで・・・どこか憎めない男の子



「まさかこんなところで会うとはな!俺様が案内してやるよ」



景吾に案内!?



「貴重な時間悪いよ!それにサークルの方にも顔出したいし・・・」



やんわりと断る私

というか女の子を敵に回したくないだけです・・・



「俺が少しでも***と一緒にいたいんだ」



ぶつけられるストレートな感情

人を見透かすような瞳

そんな風に頼まれたら“NO”って言えないこと知ってるくせに



「・・・サークルに少し顔だしてくるね。お昼一緒に食べようか?」



1時間後にまたこの場所で集合することにして私達は解散した。

パンフレットを見ながらテニスサークルの模擬店の位置を確認

学祭は今日が最終日だったっけ?

後夜祭とか盛り上がるだろうなー



そう言えば美保から3時のイベントに来るように言われてるんだっけ?

お昼食べて景吾に案内してもらって・・・3時にはイベント広場!



「よし!」



今日のプランを計画しながらテニスサークルの模擬店に足を進めた

次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ