保健室のお姉さん
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「ひゃぁ〜〜相変わらずすごい人の数だね」
中学から大学までの合同文化祭とあって規模はピカイチ!
元々マンモス校だしね・・・
氷帝に来たなんて大学卒業して以来かな?
通う人は変わってても・・・校舎は変わりない
とても懐かしい場所
いろんなことあったっけ?
「オイ!***か?」
物思いにふける私を現実に引き戻したのは・・・
「け、景吾!??」
少しだけ生意気な男の子
でも弟みたいで・・・どこか憎めない男の子
「まさかこんなところで会うとはな!俺様が案内してやるよ」
景吾に案内!?
「貴重な時間悪いよ!それにサークルの方にも顔出したいし・・・」
やんわりと断る私
というか女の子を敵に回したくないだけです・・・
「俺が少しでも***と一緒にいたいんだ」
ぶつけられるストレートな感情
人を見透かすような瞳
そんな風に頼まれたら“NO”って言えないこと知ってるくせに
「・・・サークルに少し顔だしてくるね。お昼一緒に食べようか?」
1時間後にまたこの場所で集合することにして私達は解散した。
パンフレットを見ながらテニスサークルの模擬店の位置を確認
学祭は今日が最終日だったっけ?
後夜祭とか盛り上がるだろうなー
そう言えば美保から3時のイベントに来るように言われてるんだっけ?
お昼食べて景吾に案内してもらって・・・3時にはイベント広場!
「よし!」
今日のプランを計画しながらテニスサークルの模擬店に足を進めた