保健室のお姉さん
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《ガラっ》
私が保健室に戻ると・・・
「おかえり」
にっこりと微笑む彼氏がいた
この微笑みには裏がある?
直感的に何かを感じた私は彼と距離を置いて会話していた。
「どうしてここに・・・?」
素朴な疑問
口にしちゃダメですか?
「***・・・」
学校内で呼び捨てはちょっとマズいのでは?
そう指摘する暇もなく唇を塞がれた。
まるで私の存在を確認するかのように
唇
頬・・・
額―――
キスの華を咲かせてゆく
「ふ、んふぁ・・・くすぐったい」
首にキスをされた私は思わず声をあげてしまった。
「ふーん、首弱いんだ」
まるでイタズラを楽しむように笑う彼・・・
軽く後退りしたくなった。
抱き締められて動ける状態ではないけれど・・・
「周助・・・君?学校はダメだよ」
私クビになっちゃう・・・
「・・・准一先生・・・に***を取られたくない」
えっ!?
もしかして・・・
「ヤキ・・・モチ?」
やっぱりあのテニスボールは周助君だったんだね
「准一先生には周助君とのこと話してたの」
すごく迷ったんだけど・・・
准一先生に嘘はつきたくなかったから
「口説かれてるのかと思った」
「安心して?私は周助君が好きなんだから」
自分で言ってて耳が真っ赤になるほど恥ずかしい・・・
「僕・・・嫉妬深いから気を付けてね?」
気を付けてって・・・
何に気を付けるの!?
ちょっぴり自分の彼が怖くなったある秋の日
+ END +
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