保健室のお姉さん

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「本当にごめんなさい!」



僕の前で手を合わせて何度も何度も謝る彼女―――

可愛いな・・・じゃなくて!



「先生達の飲み会だったら仕方がないね」



せっかくのクリスマスだからかなり残念だけど

仕方ないのかもしれない・・・



僕と***は恋人同士である前に

生徒と教師なんだから



もちろんトップシークレット



クラブの仲間でさえも知らないこの事実

もちろん外でデートなんてしたこともない

まぁ付き合えることが奇跡だと思うからそこは我慢できるけど・・・



「本当にごめんね!ボロが出たら困るから彼氏はいないことになってて・・・」



それでクリスマスの飲み会に誘われたんだ。

もしかして・・・



「准一先生も飲み会に参加?」

「どうなんだろう?聞いてないから知らないけど?」



准一先生は***のことが今でも好きなんだと思う

***を見るときは他の人とは少し違う優しい目をしてるから・・・

彼女は鈍感だから気付いてないみたいだけど

僕は内心ヒヤヒヤしてるんだよ?



内緒の恋愛だから仕方ないことはわかってるけど・・・

やっぱり少し複雑だ。



「でも次の日はお休みだし1日一緒にいれるよ!」



満面の笑顔をくれる彼女

この笑顔は僕だけのもの?



こんな笑顔で・・・

こんな笑顔で言われたら不安も吹っ飛んでしまう



「その日は離さないから」



頬を赤く染める彼女を僕の腕の中に閉じ込めた。




+ END +
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