Prince of Tennis

□続・始めてみようか?
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結局昨日はあの後とてつもない不穏な空気が漂って
言葉を交わすことなく景吾は私の部屋から去ってしまった・・・


「それは***が悪い」

「私、が?」

「だって健全な男の子よ?そりゃ好きな子の心も身体も全部手に入れたいと思うのが普通じゃない?」

「美奈先生!!・・・ダメ、です」

「乗り換えられちゃうわよ」


楽しそうに保健室から出ていく先生に相談した自分の行動を後悔した
(自由奔放すぎる先生だった)
誰もいなくなった保健室で思わず大きなため息
そんな時に窓から見えた彼の姿
今は体育の授業で運動場らしい
景吾の周りには同じ学年の女の子達が大勢群がっていて


「ふふふ、私なんかより、ずっとお似合い・・・だよ」


当たり前のことを口に出せば
驚くほど締め付けられた私の胸
運動場が見えないように窓を閉めて保健室を後にした

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