Prince of Tennis

□if・・・会社員編
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朝は早出、夜は残業、加えて休日出勤
こんな日々が続けば疲労も困憊
稀な休日は完璧なインドア、部屋は足の踏み場なし
こんな状況下を3ヶ月も見続ければ・・・
恋人が離れるのも当然の結果だと言われれば言い返す言葉もない
仕事で3ヶ月間忙しい・・・と言った私の説明はどうやら不足だったらしい
チームで行われた打ち上げの合間に連絡してみれば


『***と距離ができて・・・好きな子ができた・・・』

「・・・好きな・・・子?」

『・・・ごめん』

「そっか・・・私こそごめんなさい。素敵な彼女でいられなくて―――」

『***っっ、あの』

「さよなら」


彼の最後の言葉を聞くことなく一方的に区切った会話
別れを受け入れるほかなかった
女性だというだけでここまでどれだけ苦労したか・・・
何度も心が折れそうになった私を励まして、立ち直らせてくれた彼と過ごした3年間の終止符はあまりにもあっけないもので―――
痛む胸に手を重ねて懸命に歯をくいしばった


「・・・大丈夫。私は泣かないよ」

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