ONE PIECE

□10
1ページ/3ページ

有給休暇9日目・・・
に日付が変わって数時間
大学時代の友人はお酒に強い子ばかりだったことを・・・二次会の席でようやく思い出しました
確実に明日は2日酔いだ・・・
(ローくんの眉間の皺がますます濃くなるかも)


「ありがとうございました」


マンションの前で停まってもらったタクシーに支払いを済ませて自分の部屋に向かって歩き始めた
流石に待ちきれず少年は眠っているであろう時間・・・
早めに帰ってきてと言われていたけど時計の針は2を指している
若干の罪悪感からなるべく音を立てないようリビングの扉を開けた

《PiPiPi》


「は、はい。もしもし・・・」


電話に出る気はなかったけれど音のないリビングに鳴り響くコール音を止めたくて相手の名前も確認せずに出てしまった


『お、着いた?かなり酔ってたけど大丈夫か?』

「あ・・・森田、くん?大丈夫だよありがとう」

『あのさ・・・***のこと諦めるつもりねーから・・・』

「えっ?」


私の驚きの声は
電話の相手に届いただろうか・・・
彼の告白に驚いたのか


「諦めろ。***は渡さねェ」


それとも後ろから電話を奪われたことに驚いたのか・・・
でもそんなことよりさらに驚かされたのは今の言葉

次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ