ONE PIECE

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「頭・・・痛い」


目が覚めると同時に訪れた頭痛
それから位置を確認すればテレビが視界に入ってきた
どうやら着替えもせずにソファーで寝ていたらしい
(朝6時か・・・)
かけられていたタオルケットを畳んで洗面室に向かった
その途中、寝室で眠る少年の寝顔に温かい気持ちで笑みを浮かべた



――――――
――――
――



「コレでよし!」


マンションの駐車場
荷台の扉を閉じて パンパン と小さく手を叩いた
そのまま駐車場から地上にあがれば ポツポツ と聞こえる雨音
少年と初めて会った日のことが思い出される・・・
(同居スタートしてからホントにあっという間だったなぁ)
今日の天気予報は1日雨で昼から雨足が強くなると聞いていた
天気予報を知ったその日からうっすらと感じていたこと
実際、口に出すにはまだ抵抗が・・・


「でも、わかってる・・・」


誰に向かって言った言葉なのか
今日がどんな日なのかなんとなく理解できていた
この胸に感じるなんとも表現しきれない落ち着かないざわざわとしたもの
今日、少年はきっと―――

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