ONE PIECE

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「***〜、あと2、3日で島に着くよ」

「ホント?ベポ、教えてくれてありがとう」


船の甲板で じっ と海の先を見つめていた私にとても嬉しい言葉が届いた
これでようやく大きな洋服ともおさらばだ・・・
この世界に来たときに着ていたブライダル用ドレスは残念なことにスカートが裂けてしまって使い物にならない
男所帯のせいかなのか裁縫道具がないらしい
相変わらず大きいローくんの洋服を毎日借りる日々なのですが・・・
この服には大きいローくんの香りが染みついていて時折、心臓に悪い
2、3日中に心臓に悪い事案が減るなと大きな洋服の裾を引っ張ったとき


「***は船長の恋人?」

「えっ・・・コイ、ビト?」


最上級かもしれない心臓に悪い質問が私の耳に届いてしまった
船長さんと寝泊まりを一緒にして洋服を貸してもらうような女の子
自然と考えれば答えは1つ
でもね、私は違う世界の―――


「あの、ペボ。恋人じゃないよ?」

「違うの?船長、***にすごく優しいよ」

「違うよ。船長さんは誰にでも優しい。私は・・・ルームメイト、かな?」


私の言葉に納得のいかない表情を浮かべる熊さんにこれ以上は聞かないで〜という視線を向けるものの


「***は船長好き?」


目の前にいる熊さんは私の思惑には気付いてくれない

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