ONE PIECE
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「・・・よし、誰もいない」
島に着いたとローくんに教えてもらった私は生活用品を買いに行くことを提案されたけれど・・・体調がよくないからとお断りして船長室に残った
みんなが船を降りるのを見届けてから・・・ゆっくりと着替えを始めた
だってローくんの手配書と同じ服を来て歩くなんて・・・
(島に降りてすぐ捕まっちゃうよね?)
前にベポが貸してくれたTシャツに私の世界から履いてきた踵のある靴
これで準備完了
なんとか甲板まで人に見つかることなく来ることができて・・・
「えっ?」
上陸するためにはこの高い船から陸に跳び移らなければならない
運動音痴・・・ではないものの今までの日常生活でこんな状況になったことはないしできるかどうかわからない
でも今、ここで立ち止まってしまったら―――
震える足をなんとか動かして船の先に進めば強い風が吹いて
「きゃっ!」
そのまま船の上から落ちることになってしまった
(やっぱり、怖いよぉぉぉ!)
まっ逆さまに落ちると思っていたのにそこは砂の上だったので思ったほどの衝撃はなくて
立ち上がった私は砂を払った