ONE PIECE

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「あの、改めてよろしくお願いします。***です」


今までとは違う気持ちを胸に再度皆様にご挨拶
ローくんにはしなくていいって言われたけどそこは譲れなくて
今まで極力関わりを絶っていた船員さん達1人1人の顔を見た


「***と船長はコイビトだから邪魔しちゃダメだよ〜」

「ベ、ベポっっ!?」


驚いて白熊がいる方を見ればニコニコという効果音がピッタリで
何も言い返せなかった
(コイビト・・・なのかな?)
船員さん達は私が何か言うのを待っているのか痛いほど感じる視線


「あ、あの・・・船長さんと私は別に「***は俺の女だ」


さっきまでいなかったはずの彼が横にいて私の腰に手を置くローくん
その手に込められた力からまた怒らせてしまったんだと理解できた
チラリと横を見れば


「まだ俺の気持ちが伝わってねェのか?1週間くらい閉じ込めてその身体に教えてY「ローくん!!」


顔を真っ赤にして怒る私を船員さん達は笑ってみつめていた
そして誰かの言葉に目頭が熱くなった
“ハート海賊団へ、ようこそ―――”



********

(ローくん!?コレ何?)

(見てわからねェのか?生活用品だろ)

(・・・私以外の女の人の分もたくさんある)

(バカか!全部でめェのだ)

(えっ・・・無駄遣い?)


2013.8.29

 

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