ONE PIECE
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「お願いします！！」
「却下」
「どうしてもダメ？」
「･･･あぁ」
何度懇願しても聞き入れてもらえそうにない私のお願い事
そんなに難しい事をお願いしてるつもりは全くない
でも私を大事に思ってくれている彼の気持ちも理解できるから･･･
「･･･ベポの部屋に家出する！」
そう言い残して飛び出した
――――――
――――
――
―
「で？俺にどうしろと？」
「シャチなら何かいい案出してくれるんじゃないかと思って･･･」
「俺のことを船から追い出すつもりか？」
「ど、どうしてそうなるの？」
「･･･わかってねぇならいい」
ベポは不在だったので諦めて甲板に足を運べば賭けに負けたのかシャチが１人掃除に勤しんでいた
少し手助けしながら相談事
“島に１人で降りる方法―――”
「それよりなんで１人で島に降りたいんだ？」
「えっ･･･それは、」
言えない―――
ローくんの誕生日が近いらしいからプレゼントを渡したい･･･
だなんて乙女めいたことは言えない
（言うのは恥ずかしすぎる）
「た、たまにはカフェでゆっくりしてみたいなって」
「食いもんかよ」