ONE PIECE

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結局、船から降りれないままお昼になってしまって・・・
甲板に ゴロリ と転がっていたら


「オイ***。女の自覚を持てよ」


呆れ顔のシャチが寝転ぶ私の顔を覗き込んできた
驚いて身体を起こせば

《ゴンッ》

見事な音が甲板に響き渡った


「「痛っっ!!」」

「今のは反則だろ・・・っ痛い!」

「ご、ごめんなさい。」


ぶつけたおでこを擦りながら涙目のまま謝ればもういいから・・・と髪の毛をくちゃくちゃにされてしまった
それから教えてくれたのは
今から3、4時間は船長が船にいないということ―――
ケーキ屋さんは商店が建ち並ぶ町の入り口近くにあるらしくすぐ帰ってくるなら少しくらい大丈夫なんじゃないかというシャチ
(島の入り口にお店が固まってるのかな?)
幸いなことに船に残ってるのはシャチと私と数人の見張りだけ・・・


「ありがとう!シャチ」

「[ヒソ]バカ・・・声がデカイ[ヒソ]」

「[ヒソ]ご、ごめん[ヒソ]」


シャチにお礼を言ってこっそり下船することにした
初めて降りたあの日に比べれば少しは上手に降りれてるかな?
(何度やっても慣れないけど)

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