ONE PIECE
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ペンギンさんお酒に酔うとこうなるんだ・・・じゃなくて!!
(誰かに見られる前にこの状況をなんとかしなくちゃ)
ローさんに見られたら、私・・・
本気で消される!!
寝息を立てるペンギンさんの大きな身体を必死になんとか持ちあげてソファーの上に寝転がらせた
それから隣の部屋にあった毛布を適当に持ってきてそっとかけると私の両腕は強く引かれて
「***・・・」
「えっ?」
気付いた時には重なっていた唇
間の悪いことに―――
扉の向こうには船長さんとさっきのかわいい女の子が立っていた
「ロー、お邪魔虫よ、私達」
「あっ、えっと・・・」
「***さんは副船長さんの恋人だったのね」
「えっ?」
「私・・・ローさんいただきます」
ちょ、ちょっと待って・・・わけがわからない
それにローはどうして何も言ってくれないの?
私達―――恋人同士じゃないの?
私に視線を合わせることなくこの場を去ったロー
何も言えなくて座り込んだ私は気持ち良さそうに眠るペンギンさんの頬をつついていた
(なんかややこしいことになったじゃん!ペンギンさんのばかー)