ONE PIECE
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「ふふふ、楽しみ・・・」
部屋の窓からまだ見えない島
どんな島なのか想像すれば躍る胸
準備したリュックの中身を再度確認しながら“やっぱりコレも持っていこう・・・”と最後にキャンディーを内ポケットに入れた
(準備完璧!!)
見えてきたぞーという声に甲板へ出てみれば小さく見える島
もっと近くで感じたくて思わず船から身を乗り出せば
《グイっ》
力強く船の甲板へと戻された
少し苛立ちを浮かべたような表情のローに大丈夫だと頬を膨らませれば“気をつけろ”と言って船内へと戻っていった
(どうかしたのかな?)
少し態度が気になるものの、湧き上がる冒険心が勝てなくて周りの船員達と同じように胸を躍らせていた
――――――
――――
――
―
「ちゃんと言いました?」
「いや、」
「甘い上に***に弱いですね」
「・・・自覚済みだ」
「まさか無人島だと思っていた島が埋め立てられて文明が栄えてるとは・・・ログは1週間ですよ」
「・・・アイツに護衛を頼む」