時を駆ける少年達

□始まり、そして恐怖
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《皆様、今日はお集まり頂きどうもありがとうございます。》

機械に通されて、男とも女とも言えない声が流れてくる。

《ご存知の通り、只今より“宝探し”を開催したいと思います。》

あちこちから歓声が湧き上がる。

「ねぇねぇねぇ!まだ始まらないのかなー?」

「うるさい、まだ喋り始めたばかりだろうが。」

ずっとブツブツ言っている相葉ちゃんに、松潤が静かに呟いた。

「ヒィッ!ごめんなさーい…」

《皆様、お静かに。それではルール説明を始めます。》

放送が再開され、空から紙が降ってきた。
放送がそれを読み上げる。
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