願うなら・・・

□好き
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『はぁ〜やっぱりいつ見てもみんなかっこいいなぁVv』
「まーた始まったよ。妃菜の憧れテニミュ談。」
「そんなに行きたいならお母さんに頼んで行けばいいじゃない?」
『それがさ、私もお母さんに言ってみたんだけど、「県外なら絶対ダメ!県内でも遠いならダメよ」ってさ。
別によくない?旅行みたいにさー。』
「「(お母さんの気持ちが分かった気がする。)」」

「でもそんな風だったらいつまで経っても彼氏なんてできないぞ?いいの??」
『いいもん!!私には大好きなこの人達がいれば充分だもん!』
「「はいはい。」」
『あぁ一度でいいから行ってみたいなぁ。』
「でもさ妃菜。行ったら何すんの?だって観て終わったら握手で
あとは思い出になるだけじゃない?」
『そんなことないもんっ!』ダッ
「あっ、妃菜っ!!・・・行っちゃった。」
「ほっときなよ。ちょっと頭冷やしに行っただけだよ。」

『(なんであんな事言うのかなぁ?大好きな人と会えることが最っ高の幸せなのに・・・
ホントに行きたいなぁ。あの世界に・・・)』
そして妃菜は家に帰りいつもの夜を過ごした。そして日付が変わろうとした12時・・・

「なぁ、この娘でいいんだよなぁ?汰斗?」
「うん。そうだよ。でもかわいいね。それにしても上島先生なんでこんな企画作ったのかな?」
と、汰斗と呼ばれた男ともう一人の声がした・・・
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