短編集
□笑い合えればそれでいい
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「あり?なにしてんですかぃ?」
「!!」
声がする方を見ると着流し姿の沖田がアイスキャンディを食べながら歩いてきた
「どーしたんでさぁ」
「…うっ…」
「刹那?」
「…そーちゃぁぁぁん…!!」
わあぁぁっと泣きながら刹那は沖田に抱きついた
「わっ!!どーしたんでさぁ!?」
「よかったー!!誰もいなかったから…うぇっ…朝起きたら高いないし、鬼兵隊のみんなもいないし、だーれもいなくて…」
「俺も朝起きたら誰もいやせんでした」
「えっ!?」
その言葉に刹那は顔を上げる
「いや…土方さんには会いやしたが…なんか…気持ち悪かったでさぁ」
「土方さんが?」
「今日は俺が代わりに仕事やるからゆっくり休めって…普段言わないからすげぇ気持ち悪かったでさぁ」
「そーなの?私もなんか今日は仕事があるから帰れないって…」
「困りやしたね」
うーんと頭を抱える武装警察と過激派攘夷浪士の彼女