吸血姫〜vampiro principessa〜




「泣け!喚け!叫び、許しを請うがいい!!」

そんな痛い発言を普通に言っちゃうような可哀相な主人公のルーチェ・グラナート・ディアマンテ。
その容姿は人とは少しばかり、いやかなり違う。

「貴女を見ていると、まるでこの僕が犯罪を犯している様な気分になりますよ…ルーチェ。」
「なら俺が貰う。むしろ俺のものにする。」
「…っ失礼ね!私はこれでも成人してるわよっ!それにナルキ!あんた、私と同じ女なのよ!?」

こんな彼女と、それぞれ個性がありあまる周りの皆さんがお送りする、奇しく、妖艶で、愉快な物語。

「どうしましょう、あなた…!あの子を巡って二人が決闘なんてことになったら…!?」
「落ち着け、おまえ!ここは成り行きを見守るしか他に道はない。ああ…だが、私達にはそれしか出来ないのがとても心苦しいよ。」

「…なに、二人で盛り上がってんのよ!?この万年新婚夫婦がっ!それでも私の親なの!?」
「こんなに仲の良いお二人に恵まれて君はとても幸せ者だよ、ルーチェ?この二人を見習って僕達も頑張らないとね。」
「その気持ち悪い笑顔でなにを言う。俺がルーチェと仲良くするんだ。」




こんな毎日で彼女の気の休まる所なんぞございません←

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