★過去作品★

□貴方と見た流れ星
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公園のベンチに座って空を見上げている雲雀の隣に腰を下ろした綱吉も、同じ空を見上げた。


「今日は流星群がピークなんだって、哲が言ってた」

「流星群…雲雀さんも星は好きですか?」

「うん、好きだよ」


ストレートの発言と同時に微笑んで綱吉を見つめてくる雲雀に、綱吉は頬を赤らめて俯いた。


「あ…」


「えっ、何ですか?」


「今、流れ星が流れたよ」

「ええっ!!ホントですかっ」


「もったいないね、見てないなんて」


「あっ!」

「何?」


「雲雀さんが俺に見惚れている間に流れ星が流れたんですよ!」


「…ふーん」



「あ、あれ?否定しないんですね…」


自分で言っておきながら何だか照れくさくなった綱吉は雲雀の視線を逸らして夜空を見上げた。






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