★過去作品★
□貴方と見た流れ星
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「雲雀さん!お願い事しなくちゃ!」
「いや…もう消えたよ」
「あーあ、もったいない!あれは大きかったですよ」
「じゃあ、次はちゃんとお願いすればいい。何をお願いするの?」
「そんな言ったらダメなんですよ。誰にも言わないからこそ叶うんですから」
「フーン…つまらないな」
綱吉と雲雀は揃って一点の星空を見つめていた。
次流れたら、一つのお願い事を…
「あっ…!」
その時さっきと同じくらいの大きな流れ星が流れた。
綱吉は慌てて両手を合わせ、願い事をする。
一方雲雀は、両手は合わせないがそっと目を閉じて願い事をしていた。
「雲雀さん、…」
「ん?」
願い事をした綱吉はゆっくり雲雀の方を向いた。
「さっきの返事です…俺も雲雀さんを愛してます…だからずっとそばにいてくださいね」
「…当たり前だよ」
願わくば、ずっと二人が永遠に共にあることを…
・end