初恋
□ふたつの初恋
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初恋の人に告った,,,。
でもだめだった。ふられた。
放課後の教室。なぜか幼なじみのあいつが残っている。
一人泣いていたあたしに,あいつが,
あたしの頭に手をのせてポンポンと2回やさしくたたいて,
「元気出せ。」
と,ひとこと言った。
(こんなに居心地がいいのは,なんでかな?)
知らない間に涙も止まっていた。
顔を上げるとあいつのちょっと恥ずかしそうな顔,,,。
夕日のせいか,かおが赤く見えた。
頭に残るあいつの手のぬくもり。
ただの幼なじみが,好きな人に変わった瞬間,
あたしは君へ初恋(初めて恋)をした。
2つの初恋
(今度は幸せになる。)