その他

□※ロマンチックには程遠い
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「ふっ…。
貴様の身体、もうこんなに熱くなっているぞ」

スペクトラはそう言ってダンの身体に手を這わせた。

「ぁ……」

ダンは小さく声をもらす。

「風邪をひいて感度が上がっているのか?
それとも、本望的なものか?」

スペクトラはダンをからかうように言った。ダンは瞳に涙を浮かべ抵抗しようとするが風邪に負かされた身体には力が入らない。

「(ちくしょう……!
なんでこんなことに…!!!)」

ダンは唇を血がにじむまで噛み締めた。


――この行為が始まったのは約一時間前にさかのぼる.....
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