捏造妄想話

□続、料理が…
1ページ/4ページ

黙々と夕食の仕込みをする後ろ姿を見つめるのにも飽きて「…ザンキさんて、凄いですよねぇ」何となく声を掛けると「…んー?」自分の言葉の意味が通じていない様子で、問う様な反応だけがあって「だって、ザンキさん何でも完璧じゃないスかッ!」思わず無駄に勢い付いた繋ぐ言葉。「…何が?」それを不審に感じ取った様に、こちらを一瞥し呟かれた短い問いに「…だって……」未だに仕込みに没頭する背中に聞こえないぐらい小さな声で呟いた。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ